大阪府の麻疹患者が今年100例を突破、風疹も急増中

本日更新された大阪府の麻しん情報によると、1月からの累計が102例となり、3桁の大台を突破しました。これは年間394例が発症した2008年以来です。他の都府県に比べると圧倒的に多いですが、今週の麻疹の報告数は7例で、この3週間では徐々に減少傾向にあり(28→13→7例)、一旦は落ち着きつつあるようです。一方で気になるのは、風疹の今週の報告数が15例と今年の最高値となっていることでこの3週間でも増加傾向が顕著です(5→12→15例)。風疹は妊婦がかかると赤ちゃんに難聴・白内障・心臓病などの先天性障害を起こすので、こちらにも十分な注意が必要です。

 

 麻疹と風疹は、いずれも発疹を伴う病気で、患者の中心が20歳代~40歳代と共通しており、紛らわしいのですが(医師でも鑑別の難しい時があります)、麻疹の特徴は、発熱が二峰性(一旦解熱した状態が半日~一日続いた後に2回目の発熱があり、その時に全身の発疹が出現)であることです。風疹の特徴は、首や耳の後ろのリンパ節腫脹が先行し、約3日後に発熱と発疹が同時に生じることです。MRワクチンまたはそれぞれの単独ワクチンを2回接種していれば発症しないかごく軽症で済むとされています。

 

 いずれも感染力が強く、医療機関としては隔離対応などの準備が必要な疾患なので、もし麻疹か風疹を疑ったら、まずは医療機関に電話して症状を伝え、受診のタイミングや注意点をご確認ください。

 

枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック