新型コロナウイルス感染症に関して

昨日夕方、安倍総理大臣が国民に向けてのメッセージをされました。全国一律の小中高校の臨時休校要請など、配慮が足らない、もっと他のやり方があるだろう、など多くの意見があります。確かにそういった面もありますが、何が正解なのか誰もわからず、責任ない立場の方のコメントがネットやマスコミで垂れ流され、どんな対応をしても必ず批判される状況で、責任ある立場の方がなされた大きな決断は重く、尊重すべきと考えています。

一方で2月28日、東大阪市の病院職員とそのお子様(未就学児)の感染が明らかとなりました。この親子は、2月24日に枚方市に来られていたことが報告されています(大阪府発表から、リンクはこちら)。また2月25日から29日にかけて、札幌市・大阪府・高知県で相次いで判明した感染者3名全員が、2月15日夜に大阪京橋のライブハウスで行われたコンサート(参加者100人程度)に参加していたことが報告されています(大阪府発表から、リンクはこちら)。ということは新型コロナウイルスは既に枚方市内に存在していると考えるべきで、市内居住者が3月上旬には発症する可能性が高く、待ったなしの状況であるとご理解ください。行政、医療機関、そして市民で考えるべきことは、もはや流行させないことではなく、流行のピークを、急激で高い山から、なだらかな低い山にするためにはどうしたらいいか、ということです。そのためにこの1,2週間(あるいはもう少し長くなるかもしれませんが)の対応が大変重要との考えからの、国のトップの判断と理解しています。

幸い、保育所、幼稚園、学童保育は継続されますし、小学校低学年のお子様なら病気になっても当院の病児保育も利用可能です(ただし、新型コロナウイルス感染症と診断されたお子様はご利用できません、すみません)。各ご家庭での対応は大変と思いますが、感染を急激に拡大させないためにも、しばらくはなるべく外出を控え、他の方との接触や交流を避け、手洗いの励行、可能ならマスクの着用(あるいは咳エチケットの励行:リンクはこちら)、といった行動を冷静に行っていただきたいと思います。

また、新型コロナウイルス感染症は、当院含む一般病院では、診断もできず、治療法もありません。逆に慌てて受診することで、未感染なのに医療機関内で感染してしまうリスクもあります。軽度の風邪症状であれば、まずは自宅安静で対応をお願いします。枚方市・大阪府では、新型コロナウイルス感染症に関する相談センター(電話・ファクス)を開設していますので、ご心配な方は、まずはそちらでご相談ください(枚方市のリンクはこちら)(大阪府のリンクはこちら)

 

枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック