2023-03-02 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました
新型コロナウイルス感染症に関して(主に大阪府HP(リンク)から)、大阪府全体のこの1週間(2/24~3/2)の新規感染者数は4,794人(前週7,073人)で、前週比約3割減でした。今後の増減の指標となる「実効再生産数」(>1なら増加、<1なら減少)の直近の値(リンク)は大阪府で0.76(東京0.84、全国0.79)で、第8波は一旦収束したとみられます。現況下の重症者数は24人(前週29人)、1週間の新規死亡者は37人(前週55人)で、いずれも減少傾向が進んでいます。
その他の一般感染症について、「大阪府感染情報センター」の報告から(2/20~2/26)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。
①感染性胃腸炎
②溶連菌感染症
③RSウイルス感染症
④突発性発疹
一般感染症では依然として感染性胃腸炎がトップです。大阪府全体でみると、RSウイルス感染症が徐々に増えているようです(29→40→52人で、2週間で1.8倍)。インフルエンザは、大阪府全体として3週連続で減少、北河内地区でも2週連続で減少し、終息に向かっています。
当院の状況ですが、今週2/27月曜~3/2木曜まで、新型コロナ2人(前週0人)、インフルエンザA型17人(前週26人)でした。インフルエンザは、全体として減少していますが、学校や園などで限局した流行はまだあります。RSウイルス感染症は3人で、今後増えてくるかもしれません。