感染症情報2023年第9週

2023-03-09 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました

新型コロナウイルス感染症に関して(主に大阪府HP(リンク)から)、大阪府全体のこの1週間(3/3~3/9)の新規感染者数は3,798人(前週4,794人)で、前週比約2割減でした。今後の増減の指標となる「実効再生産数」(>1なら増加、<1なら減少)の直近の値(リンク)大阪府で0.85(東京0.92、全国0.89)で、1に近づきつつあり、第9波の入口にいる状況の可能性があります。現況下の重症者数は15人(前週24人)、1週間の新規死亡者は31人(前週37人)で、いずれも減少傾向が持続しています。

 

その他の一般感染症について、「大阪府感染情報センター」報告から(2/27~3/5)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①感染性胃腸炎

②溶連菌感染症

③RSウイルス感染症

④突発性発疹

 

RSウイルス感染症が、前週から3倍となり「(4→12人)、増加トレンドにあるようです。インフルエンザは、大阪府全体として4週連続で減少し終息に向かっていますが、その中でも北河内地区は施設当たり報告数が最も多く(14.35)、減少スピードが最も遅い地域となっています。

当院の状況ですが、今週3/6月曜~3/9木曜まで、新型コロナ4人(前週2人)、インフルエンザA型15人(前週17人)でした。RSウイルス感染症は7人(前週3人)で、前週から倍増しており、地域でも流行の兆しを見せています。