感染症情報2023年第20週

2023-05-25 感染症情報:更新しました

今週の、「大阪府感染情報センター」の報告から(5/15~5/21)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①感染性胃腸炎、②RSウイルス感染症、③溶連菌感染症

 

RSウイルス感染症は前週比1.3倍(69→92人)、溶連菌感染症は前週比1.5倍(52→79人)と増加しています。RSウイルス感染症は流行が再拡大しているようです。溶連菌感染症も増加が継続しています。

 

他に、定点当たりの報告となった新型コロナは、大阪府全体で35%増加となっています(515→696人)。一方、全国の一部地域で再流行しているインフルエンザは、大阪府全体で前週比1.5倍(137→205人)とこちらも再拡大の様相を呈しています。

 

 当院の状況ですが、今週5/22月曜~5/25木曜までで、RSウイルス感染症12人(前週6人)、アデノウイルス感染症5人(前週2人)、溶連菌感染症2人(前週1人)、新型コロナ2人(前週0人)でした。RSウイルス感染症、アデノウイルス感染症が多くなっています。また、新型コロナ陽性が約1か月ぶりにあり、今後再流行の可能性があります。胃腸炎も相変わらず多いです。