感染症情報2023年第34週

2023-08-31 感染症情報:更新しまし

今週の、「大阪府感染情報センター」の報告から(8/21~8/27)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①溶連菌感染症 ②感染性胃腸炎 ③咽頭結膜熱 ④ヘルパンギーナ

 

お盆明けの最初の週となり、感染症全体として前週より増加しました(222→259人)。その中で、感染性胃腸炎の増加が目立ちました(43→73人)。前週急増した咽頭結膜熱は、横ばいで推移しています(44→43人)。

 

また、前週に増加したインフルエンザは、さらに約1.5倍の増加となりました(56→83人)。一方新型コロナは減少に転じましたが(652→537人)、大阪府全体では引き続き増加中です(3576→3744人)。新学期が始まり、早くも市内の小学校で新型コロナによる学級閉鎖がありました。これからインフルエンザ、新型コロナとも増加する可能性があります。

 

当院の状況ですが、今週8/28月曜~8/31木曜までで、ヒトメタニューモウイルス感染症14人、新型コロナ9人、インフルエンザA型7人、アデノウイルス感染症4人、溶連菌感染症3人、RSウイルス感染症1人、でした。当面は多種類の感染症の同時流行状況は続きそうです。