感染症情報2023年第35週

2023-09-07 感染症情報:更新しました

今週の、「大阪府感染情報センター」の報告から(8/28~9/3)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①溶連菌感染症 ②咽頭結膜熱 ③感染性胃腸炎 ④ヘルパンギーナ・手足口病(同数)

 

一般感染症の中で急増が目立ったのは、咽頭結膜熱と手足口病で、前週比で咽頭結膜熱はほぼ倍増(43→82人)、手足口病は2.5倍(6→15人)となりました。流行がさらに広がる可能性があります。

 

また、インフルエンザは、3週連続の増加で、この間約4倍と急増しています(31→56→83→125人)。一方、前週に一旦減少した新型コロナは再び増加に転じました(537→648人)。市内の小中学校でインフルエンザや新型コロナによる学級閉鎖が広がっており、注意が必要です。

 

当院の状況ですが、今週9/4月曜~9/7木曜までで、ヒトメタニューモウイルス感染症12人、新型コロナ8人、溶連菌感染症7人、インフルエンザA型3人、アデノウイルス感染症2人、でした。まだまだ多種類の感染症の同時流行状況は続きそうです。