感染症情報(新型コロナウイルス含む)

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2021-07-29 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました

新型コロナウイルス感染症に関して(主に大阪府HP(リンク)枚方市HP(リンク)から)、直近1週間(7/23~7/29)の枚方市居住者の新規感染者は100人で前週の64人から大きく増加しました。市立ひらかた病院のコロナ入院患者数も、7月はじめは2人でしたが、直近は15人前後と急増しています。公表されている子ども(中学生以下の通園通学児)の新規感染者は12人(中学生2人、小学生9人、保育園児1人)で、こちらも先週の2人から急増しています。一方、この1週間の死者数は1人でした。前回、週100人超の感染者となったのは、4月上旬~5月中旬までの6週間でした。その際も、当初の週あたり死者数は1人でしたが、5月には週あたり死者数が最大9人まで増加しました。感染状況は、市内でも悪化の一途をたどっています。

 

大阪府全体のこの1週間(7/23~7/29)の新規感染者数は、+3978人で、前週から約1.7倍となり、激しい増加状況が続いています(848→1511→2385→3978人)。一方、この1週間の新規死者数は5人で、前週16人から一見、大きく減少しました。しかし、本日時点の重症者数は73人と、先週の45人から急増しています。死者数・重症者数は、感染者数の動きから2-3週遅れて動きがみられるので、これから死者・重症者が増えるのは確実です。

今後の増減の指標となる「実効再生産数」(>1なら増加、<1なら減少)の直近の値(リンク)は大阪府で1.44でした。全国的にも感染拡大が加速しており、当面はこの状況が続きそうです。今回の第5波は、過去最大だった第4波をさらに大きく上回るのは確実で、全国レベルでの医療崩壊が危惧されます。大阪でも、8月末まで緊急事態宣言の期間となることが決まりました。一人一人が危機意識をもち、不要不急の外出を手ってして避ける、家庭内でも会話は最小限に、飲食時以外はマスクを装着する、といった生活様式を徹底する必要があります。

 

その他の一般感染症について、「大阪府感染情報センター」報告から(7/19~7/25)、北河内地区において多いものは以下の順です。

①RSウイルス感染症(前週比42%減) 

②感染性胃腸炎(32%減)

③溶連菌感染症(45%減) 

 

一見、いずれの感染症も大きく減少していますが、これは4連休の影響で医療機関からの報告が少なかったためです(全体の報告数自体が38%減:310→192人、でした)。実質的にはRSウイルス感染症の流行はまだ継続中と判断されます。最近は、2か月前にRSウイルス感染症にかかった児がまたかかってしまうという、今季2度目の感染事例も見受けられるようになりました。まだしばらくは流行が持続すると思われます。


2021-07-22 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました

新型コロナウイルス感染症に関して(主に大阪府HP(リンク)枚方市HP(リンク)から)、直近1週間(7/16~7/22)の枚方市居住者の新規感染者は64人で前週の47人から増加しました。2週連続の増加となります。この1週間の死者数はゼロでした。公表されている子ども(中学生以下の通園通学児)の新規感染者は2人(中学生1人、小学生1人)でした。

 

大阪府全体のこの1週間(7/16~7/22)の新規感染者数は、+2385人で、前週から約1.5倍となり、急激な増加が続いています(848→1511→2385人)。1週間の人口10万あたり感染者数で判断されるステージ指標は、関東4都県と沖縄に並ぶ、最悪の4となりました(リンク)。一方、この1週間の新規死者数は16人で前週10人から増加しました。また本日時点の重症者数は45人で、前週44人から横ばいです。

今後の増減の指標となる「実効再生産数」(>1なら増加、<1なら減少)の直近の値(リンク)は大阪府で1.39で、前週の1.51より低下したものの、当面は感染者数増加が続きます。感染拡大さなかに五輪が開幕するという異常事態ですが、今年の夏休み、不要不急の外出は避け、自宅で静かにオリパラや高校野球をテレビ観戦する、といった生活様式を徹底する必要があります。

 

その他の一般感染症について、「大阪府感染情報センター」報告から(7/12~7/18)、北河内地区において多いものは以下の順です。

①RSウイルス感染症(前週比19%増) 

②感染性胃腸炎(23%増)

③溶連菌感染症突発性発疹(82%増) 

 

RSウイルス感染症の増加が持続し(123→146人)、4月下旬~5月下旬にかけての大流行とほぼ同じレベルとなりました。全国的にも空前の大流行となっています。去年、流行が全くなかったために、小さな子どもでRSウイルスに対する免疫を持たない児が増えてしまったためというのが理由の一つと考えられていますが、真の理由は不明です。人類はウイルスについて、まだまだわからないことだらけ、と言わざるを得ません。


2021-07-15 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました

新型コロナウイルス感染症に関して(主に大阪府HP(リンク)枚方市HP(リンク)から)、直近1週間(7/9~7/15)の枚方市居住者の新規感染者は47人で前週の17人から約3倍近くとなり、急激に増加しています。この1週間の死者数は1人でした。公表されている子ども(中学生以下の通園通学児)の新規感染者は1人(中学生)でした。

 

大阪府全体のこの1週間(7/9~7/15)の新規感染者数は、+1511人で、前週に約10週間振りに増加に転じたばかりですが、早くも2倍近くに急増しています(848→1511人)。特に直近の7/14,7/15と2日連続で1日300人超となり、感染第5波に入ったのは明らかです。一方、この1週間の新規死者数は10人、本日時点の重症者数は44人で、前週それぞれ13人、55人からいずれも減少しています。

今後の増減の指標となる「実効再生産数」(>1なら増加、<1なら減少)の直近の値(リンク)は大阪府で1.51で、1週前の1.19から急激に悪化しており、感染急拡大がみられる東京都の1.29を大きく上回っています。このペースだと、近いうちに1日あたり感染者数で東京都を超える可能性があり、大阪府でも緊急事態宣言が避けられないと思われます。今回の急増の特徴は、ワクチン接種が進んだ高齢者は少なく、感染者の93%がワクチン未接種世代である50代以下であることです。重症化リスクの高い高齢者の割合が少ない分、今後2,3週後に明らかになる、重症者数・死者数の増加へのインパクトは第4波よりは少ないと予想されます。医療体制へのひっ迫が第4波を超えることがないよう、祈るばかりです。

 

その他の一般感染症について、「大阪府感染情報センター」報告から(7/5~7/11)、北河内地区において多いものは以下の順です。

①RSウイルス感染症(前週比34%増) 

②感染性胃腸炎(23%増)

③溶連菌感染症突発性発疹(8%減) 

 

RSウイルス感染症が大きく増加し(92→123例)、4月下旬~5月下旬にかけての大流行から一旦減少に転じたものの再び大きな流行になりつつあります。当院近隣の状況からは、当時、流行が見られなかった保育園で、現在大きな流行が起こっています。逆に当時流行した保育園では現在は流行はみられません。全国的には現在、過去最大規模の大流行の真っ最中です。子どもにとっては、無症状かせいぜい軽症で済む新型コロナより、RSウイルスの方がよほどやっかいです。

ンター」報告から(6/14~6/20)、北河内地区において多いものは以下の順です。

①感染性胃腸炎(前週比16%減) 

②RSウイルス感染症(7%減)

③溶連菌感染症(41%減) 

 

順位は前週と同じです。当院周辺では、発熱が持続するものの、院内感染症検査(RS、アデノ、溶連菌など)が陰性で、血液検査ではほとんど炎症反応上昇がみられない(=重症細菌感染症は否定的で、抗生物質の投薬も不要で数日内に解熱してくるもの)お子様が増えています。