感染症情報(新型コロナウイルス含む)

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2023-06-01 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました

今週の、「大阪府感染情報センター」の報告から(5/22~5/28)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①感染性胃腸炎 ②溶連菌感染症 ③RSウイルス感染症 ④咽頭結膜熱 ⑤ヘルパンギーナ

 

RSウイルス感染症は微増でしたが(92→109人)、溶連菌感染症は前週比1.5倍(79→114人)と急増し2位になりました。溶連菌感染症以上に急増しているのがヘルパンギーナで、前週比4倍(4→17人)となり、流行が始まったようです。

定点当たりの報告となった新型コロナは、大阪府全体で15%増加となっています(696→797人)。一方、全国の一部地域で再流行しているインフルエンザは、大阪府全体で減少しました(205→187人)。国内の一部地域で確認された麻疹は、まだ大阪府下では報告されていません。

 

 当院の状況ですが、今週5/29月曜~6/1木曜までで、ヘルパンギーナ8人(前週0人)、溶連菌感染症5人(前週2人)、RSウイルス感染症3人(前週12人)、アデノウイルス感染症1人(前週5人)、新型コロナ0人(前週2人)でした。ヘルパンギーナが急増しており、当院周辺でも大きな流行となりそうです。


2023-05-25 感染症情報:更新しました

今週の、「大阪府感染情報センター」の報告から(5/15~5/21)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①感染性胃腸炎、②RSウイルス感染症、③溶連菌感染症

 

RSウイルス感染症は前週比1.3倍(69→92人)、溶連菌感染症は前週比1.5倍(52→79人)と増加しています。RSウイルス感染症は流行が再拡大しているようです。溶連菌感染症も増加が継続しています。

 

他に、定点当たりの報告となった新型コロナは、大阪府全体で35%増加となっています(515→696人)。一方、全国の一部地域で再流行しているインフルエンザは、大阪府全体で前週比1.5倍(137→205人)とこちらも再拡大の様相を呈しています。

 

 当院の状況ですが、今週5/22月曜~5/25木曜までで、RSウイルス感染症12人(前週6人)、アデノウイルス感染症5人(前週2人)、溶連菌感染症2人(前週1人)、新型コロナ2人(前週0人)でした。RSウイルス感染症、アデノウイルス感染症が多くなっています。また、新型コロナ陽性が約1か月ぶりにあり、今後再流行の可能性があります。胃腸炎も相変わらず多いです。


2023-05-18 感染症情報(新型コロナウイルス含む):更新しました

新型コロナウイルス感染症が5月8日から「5類感染症」となり、1週間単位での報告数となりました。大阪府の「新型コロナウイルス感染症」HP(リンク)によると、1週間(5/8~5/14)の定点から報告数は515人でした。これは、全医療機関ではなく、定点医療機関からの限られた報告数であり、あくまで流行の推移を見るためのものとなります。

 

その他の一般感染症について、「大阪府感染情報センター」の報告から(5/8~5/14)、北河内地区の定点医療機関から報告数の多いものは以下の順でした。

①感染性胃腸炎

②RSウイルス感染症

③溶連菌感染症

 

前週がGW期間中だったため今週は全体の報告数が約1.5倍となりました(206→329人)。個別の感染症もそれに合わせて増加していますが、RSウイルス感染症は減少に転じており(73→69人)、今回の流行がピークを越えたようです。一方、溶連菌感染症は、約2倍となり(27→52人)、一般感染症を上回る増加となっています。手足口病、ヘルパンギーナについては、まだ大きな変化は現れていません。

 

 当院の状況ですが、今週5/15月曜~5/18木曜までで、RSウイルス感染症6人(前週8人)、溶連菌感染症1人(前週4人)、新型コロナ0人(前週0人)でした。近隣の一部の保育所では、アデノウイルス感染症の流行もみられています。