子宮頸がんワクチンの必要性と早期再開を訴える村中璃子氏がネイチャー誌「ジョン・マドックス賞」を受賞

「BUZZFEED JAPAN」記事から:リンクはこちら

日本では、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は定期接種であるにもかかわらず事実上ストップしています。一方で世界の健康問題を統括するWHO(世界保健機関)は、全ての国がHPVワクチンを導入すべきとしており、日本の現状を非難しています。そんな中、HPVワクチンに反対する国内の研究者やメディアの問題点を鋭く指摘し、このワクチンの必要性と早期再開を訴えてきた村中璃子氏が、世界有数の科学誌「ネイチャー」誌から賞を授与されました。この受賞は世界中のメディアが大きく報道し、村中氏に賛辞が寄せられています(theGuardian誌Science誌)。しかしこれまでHPVワクチンに否定的な報道を続けてきた国内の大手メディア(NHKや全国紙)はほとんどとりあげていません。

追記:12月2日夕方に産経ニュースが記事にしましたが(リンクはこちら)、ごく小さな記事で論評もありません。

これをきっかけに、一般市民の見方が変わり、多くの若い女性の未来を真に救う方向に流れが変わることを願います。当院も、HPVワクチンは、他のワクチンと同じく大切で是非接種しておいて欲しいワクチンと考えています。HPVワクチンをしていれば子宮頸がんを防げたのに、という悲劇を少しでも減らしたいと思っています。定期接種の対象となるお子様(小学6年~高校1年までの女子)は、是非接種をご検討ください。

 

枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック