平成の30年間でこどもの数は1/3減少、急速な少子化に歯止めかからず

(時事ドットコムニュースから:リンクはこちら)

こどもの日にあわせて毎年総務省の発表する全国のこども数(14歳以下人口)が、1532万人と発表されました。記録の残る1950年以後の史上最低を更新し、2320万人だった平成元年から30年間でこどもの数がほぼ1/3減少しました。さらに驚くべきことは、14歳以下人口を詳しくみると、12-14歳の合計が322万人で、0-2歳の合計が286万人であり、この間に36万人減少(-11%)していることです。これは、12年間すなわち十二支が一周する間、例えば前回の亥年生まれの数より今年の亥年生まれの数が1割以上減少している、ということを意味しています。

 

高齢化、晩婚化、結婚しない人の増加、結婚しても出産しない人の増加、など様々な要因が重なり、こどもの数の減少が急激に進行しています。既に働き手不足など、様々な面で深刻な社会的影響が出始めており、国家的危機と考えられます。

 

こどもの減少を止める方法はなかなかないのですが、当院では、小児医療や病児保育を通して、地域の方が安心して出産・育児できるよう支援し、たくさんの子どもが健康にそして安全に育つ社会に貢献したいと考えています。こどもの日に合わせて、改めて決意を新たにしたところです。

 

枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック